近頃食べたカレーのこと(2018/10/13~)

新川デリー@八丁堀

 

 

ガネーシュm北浜@北浜・大阪

 

 

マリーアイランガニー@神泉

 

 

薬膳スープカレー・シャナイア@目黒

 

 

過去ログ

takeshi-kanaya.hateblo.jp

東京03第20回単独公演『不自然体』

 

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恵比寿ザ・ガーデンホールで東京03第20回単独公演『不自然体』、追加公演の初日観てきました。

 

楽しかったなー。構成は、書き下ろしの新作コント7本と幕間VTRの組み合わせ。今回はタイトルにもあるように、" 不自然 " な状況や人物が続々と登場。

飯塚さん:前回の「自己泥酔」で四字熟語しばりになったということで、今回も四字熟語で探したんですけど、なかなかいい言葉が見つからなくて。で、「不自然体」という言葉がでてきたのは、「自然体」って言葉に前から違和感があったんですよ。よく「あの人、自然体でいいよね」って言うじゃないですか?でも「自然体でいいよね」って言われてる人って、たいてい清潔感があって、身だしなみとかちゃんとしてますよね。

 

 

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中年男性たちの日常を舞台に、絶妙な切り口と抜群の演技力。同じ会社で働くサラリーマンがオフィスでする会話、喫茶店のマスターと客、居酒屋のテーブルを囲む光景、豊美(=女性役の豊本さん)の登場。何かが始まる前の、物事が転がる前の「いつものやつだ」って瞬間瞬間がそれだけで面白かったしズルいなーと思った。以下、各コントについて(ネタばれあり)。

 

不自然な日

サプライズみたいなことをやるんだけど、バレちゃって、「バレテるって言わないでほしかった」って言っちゃうネタなんだけど、人のためにやろうとしたことが、結果、仕掛ける側の都合ばっかり言うって設定がよかった。

響いた言葉

自身が伝えたと思っていた何か「大切なこと」を伝えられた側の人は全然記憶していないという設定。ちなみに、ネタ書いたのは飯塚さんなのですが、ロマン峠の井上さんとの実際に起きたシチュエーションに着想を得たとのこと。

常連客

茶店に入ると、隣の客が常連客で喫茶店のマスターから自身は受けていない過剰なサービスを、常連客だけ受けているという設定。この構造で、一見の客側が「ワアワア」言う設定はよくあると思うんだけど(実際、序盤はそう展開する)、後半、「サービスされるほうも困っていた」という点を主軸に展開していくんだけど、そこからが面白かったな。

同窓会

自分で「こういう話をしたい」って構築したものを事前に用意し、それをどういう流れでも強引に話し、変な空気になるってネタ。本公演後の『豊本さんのやりたいこと』がまさしくこれで笑った。「全然止めないな、すごいな」って会場全体がなってたし。

2人の雰囲気

とにかく設定がよかった。作っていない人が作っていそうな雰囲気 / 容姿をしていて、作っている人が作ってなさそうな感じを出しているという点を幹として進んでいくんだけど、面白かった。

待ちわびて

角田さんが書いたネタ。3人目どうするかってとこに悩んで結局飯塚さんが閃いたそうなんだけど、それを受けて「角ちゃんが出す設定に3人目どうするっていうのが多い。やりたいとこだけ言ってくるから」と飯塚さんが仰っていて笑った。

言いにくい人

〆ということで、オークラさんのネタですね。これ、解釈しきれておらずで、DVD / BDで早くみたいなー。

 

コントは以上。一々記載しませんでしたが、ネタとネタの間に流れる映像のクオリティが今回も高かった。前ネタの膨らませ方が秀逸。また、追加公演は本編後にゆるい企画があるんだけど、僕が行った日は『豊本さんのやりたいこと』ということで、プロレスについてお話されていました。そういう意図があったわけではないんだろうと思うけど、結果的に本編の『響いた言葉』と『同窓会』を組みわせたような企画になっていました。

 

偶然、バナナマンの設楽さんが来られていて席も近くに座られていて、同じ会場で東京03のコントを一緒に見ることが出来て最高でした。この日は金曜日だったので、「バナナマンのバナナムーン 」をその後聞くことができるという、一連の流れが全部合わせて良かったです。

 

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近頃食べたカレーのこと(2018/10/05~)

 

とんかつ かつ壱@目黒

 

 

ムーナ@下北沢

 

 

インド富士子@高円寺

 

 

fish@新宿

 

 

curry 草枕@新宿

 

 

J.S. CURRY@渋谷

 

 

sync@恵比寿

 

野木亜紀子『獣になれない私たち』1話

 

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UDIラボという架空の研究機関を舞台に法医解剖医役の石原さとみを主演に据えた『アンナチュラル』、海野つなみ原作で新垣結衣 / 星野源がそれぞれ演じる二人の契約結婚を軸に様々な男女間の社会問題を織り交ぜたラブコメディ『逃げるは恥だが役に立つ』などの、野木亜紀子脚本の新作ドラマ『獣になれない私たち』が始まった。

 

 

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新垣結衣演じる深海晶は、ワンマン社長率いるIT企業の営業アシスタントとして働く。

深海晶、30歳。

「常に笑顔」で「仕事は完璧」、誰からも好かれ、愛されている女。でもそれは、彼女の身を削る努力で成り立っている。みんなに気を遣いガマンし続けていたら、次から次へと仕事を任され、彼氏も彼女の優しさに甘え続け、身も心もすり減る一方。

『私、何のためにこんなに頑張ってるんだっけ?』

www.ntv.co.jp

社内で営業担当のミスのカバーに奔走させられ、ワンマン社長の九十九剣児からは、時間関係なくひっきりなしに届くチャット、スコープ外の状況確認含めた早口での怒涛の詰め、タイトなスケジュール、社長の通訳役など理不尽な責めを負う日々を「バカになれない」彼女は送る。

 

 

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またプライベートでは複雑な家庭の事情で母親と縁を切って生きてきており、恋人の花井京谷(田中圭)とは交際4年に至るが、その仲に問題を抱え結婚には進めない。 

 

 

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そんな彼女の憩いの場は、仕事を終え、電車に揺られた後に向かうクラフトビールバー「ファイブタップ」。東京砂漠のオアシス。

「営業部長が辞めちゃって。社長の秘書が辞めちゃって。営業の新人も辞めそうで」

「誰もいなくなっちゃうね」

「営業アシスタントで入ったはずなのに自分の担当が何なのかもはや分かりません」

「ビールを注いであげることしかできなくてごめんね」

「そのビールが、荒れた心に沁みるんです」

 

 

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ある日、晶は仕事上で取引先からまでもパワハラ / セクハラに晒されて精神的限界に達する。仕事を終え帰ろうにも、電車に乗ることすらできない。タクシーに乗り到着した東京砂漠のオアシスである「ファイブタップ」。でも、「常に笑顔」の彼女が、その日は笑顔を見せられない。その様子に気付いた同じく常連の会計士・根元恒星(松田龍平)と晶は初めてまともな対話をする。

「マタニティブルー?訂正。マリッジブルー?響きが似ているからさ」

「似てませんよ」

「いつもの笑顔がないね」

「いつもの、キモイ笑顔」

「やっぱり聞こえてたか」

「今日は繰り出さないんですか?キモイ笑顔」

「そっちは、出まかせ繰り出さないんですか?」

 

 

 

晶と違い、仕事ができることによるしわ寄せではなく、できないことから生じていたものだけど、厳しい上司の下でつらみを抱え働き毎夜毎夜飲み歩いていた新卒2年目の頃を思い出し「あっ、あっ」となった。職場での拘束時間が増え、生活を送る場が家か職場か通勤路のみ。そこに変化を加えてくれたのが立ち寄るいくつかの店であった。積極的な場ではなく、逃避のそれに近しい場所だったんだけど、それでも当時の自分にとっては救いだった。数年経ち、当時と住んでいる駅に変わりはないのだが、それでも今それらの場所に行くことはほとんどない。

 

第1話で印象的なシーンがあった。(営業担当者が)過ちを犯し、それに対しクライアントが詰めてきたのにに対し、晶が「うちのシステムエンジニアは優秀です」と返すんだけど、「分かるよ」となった。彼ら / 彼女らは大正義なのだ。大体が完璧、それなのにしわ寄せを受ける傾向にある、でもどんな無茶な状況にも付き合ってくれる。

「金曜だってのに、今日中ってさー」

「ごめんなさい。営業部のミスで。テッペンまでにアプリのデザインイメージを送らないと他社さんに決めるって」

「いっつも、しわ寄せはこっちだよなー」

「本当に、申し訳ありません」

「よし、あげるよー」

最後に信じる / 頼ることができる誇りのエンジニアたち。

 

別に社長は極端に過剰ではなく、この世の中には細部は異なれど、つらみを抱えて働く似た状態の人(かつドラマの晶のように反撃はできない人)って沢山いると思う。この物語が、そういうつらみを抱え働く人たちに対し、状況は変わるし変えられる、もしくは直接的な事象の状況は変わらないかもしれないけれど、別の形での救いはある世界を提示してくれる物語になればな、と個人的には思った。

 

あー、ビールが飲みたい

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