無題

 
 
2019年4月のこと。
 
 

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東京に暮らし始めたタイミングからずっと今の家を住処として生活を送っている。
自宅 ~ 最寄り駅間にドブ川(目黒川)があり「この桜を通勤途中に見るのも今年で最後かな...」と毎年のように思うも、引っ越しすることなく丸五年が経過した。
夜行バスでやって来て家探しをするがそこに意思はなく、賃貸業者に勧められるがままに暮らすことになったこの街の『良さ』は今尚、とんかつ屋とラーメン屋の豊富さにしか見出せていない。
ただし、とんかつとつけ麺と油そばはまじで美味い店がある。ラーメン屋と言ったが、上手いラーメンは思い当たらない。何なら、マズい天一(天下一品)がある。
 
世の中には、ウマい天一もあれば、マズい天一もある。
天一といえば、学生時代に通っていた店舗には壺ニラがあり、毎度毎度狂ったように食べていたのだが、アレを見かけることがなくなった。
特定店舗に閉じたサービスなのか、はたまたサービス自体が終了してしまったのか、現況について正確には把握していない。
 
話を戻そう。
 
事あるごとに「そろそろ引っ越すか」と口にするものの相変わらず腰が重い。するする詐欺のベテラン。
一方、家賃振り込み遅れのベテランでもあるので、大家にとってはいい迷惑だ。掛かってくる電話にも、素知らぬ顔で応答しない。優秀なサラリーマンである僕は阿吽の呼吸で銀行へ向かう。
家賃の振り込みと実家への仕送りを終えると持つべきではない達成感を得て、翌月同じ失敗を繰り返す。学ばない。何なら退化である。
 
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今暮らす街にはドブ川があるが鴨川はない。
もし幸運にも、若者の頃、左京区で暮らすことができたなら、その後の人生をどこですごそうとも、左京区はついてくる。左京区は移動祝祭日だからだ 
いつまで左京区に思いを馳せるのか。 
次は歩こうと思える街に暮らそう。いつか。 
 
 
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東京に暮らし始めて丸五年ということは、サラリーマンになってそれだけの期間が経過したということである。 毎度お馴染み中身のない仕事の話である。
 
「お前は仕事の話しかできないのか。おい。」
 
サラリーマン一年目の頃から辞める辞める詐欺を繰り返した上で結局、大学三年生の夏に賞金に釣られてインターンに参加し、内定を一番最初に貰ったからという理由で(それだけではないけど)入社した会社に今尚勤めている。
 
一次面接官を務めていた女性は数年前に友人の妻となった。
 
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この4月からは随分と前から唯一意思を持って「やらない」と伝え続けていたことを引き受けることになった。
世界のHaruki Murakamiであれば、つい口走っているであろう。
 
「やれやれ」
 
そんなこんなで、今年度は「手を抜くぞ~~」と年明け段階では意気込んでいたのにもかかわらず、全くもって思ってたのと違った形でサラリーマン六年目は始まった。計画は往々にして上手くゆかないものである。だからこそ人は『ボラ』に対し祈りを捧げる。
 
「上振れろ!!」
 
そんなこんなで今年度に入ってからは失敗ばかりしている。それも派手なやつではなく、目立ちにくいやつなのでタチが悪い。先週末は大失敗を犯しこの三連休を返上することとなった。つらみ。知らね。
 
信じた上で何を求めて何を求めないかみたいなバランスは一生分かりそうにないし、
外部期待値に対するミート率を信じられなくなった結果マイクロマネジメントをして...という悪いスパイラルに油断すると直ぐに突入する日々を暮らしている。  
心配が先回り先回りしすぎだとも言われる。分からなくはない。たぶん正しい。
 
「だから引き受けたくなかったんだ。」と日々誰に聞かせるでもなく言い訳を繰り返し自分を慰める。他責を支えに今日も生きる。
サラリーマン五~六年目、仕事がよい感じに回りだし、調子に乗れると聞いていたのに話が違う。只の力不足。
 
mixiの時代から中身のないメンがヘラったテキストを書かせれば右に出るものはいない。(右に出るものはいる) 
いつになったら上手にできるようになるんだろうね。
 
mixiのアカウントは随分と前に削除した。
 
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4月某日。
 

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河口湖に遠征をした。
ライブのこと自体はあまり覚えてないんだけど、ハコが好みだった。
『桜、みんなで食べた』 がよかったことを今思い出した。
 
行きのバスにて『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』を聞いていたことと、
富士急近くの銭湯でくつろいだ後にガストで一人坂元裕二ドラマごっこをしたことはよく覚えている。地方のファミレスに行くだけでエモを感じられて便利だ。
 
いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう』のように、満島ひかり大先生に手紙を読まれたい。願望を抱えたままタヒぬ。
 
 
『佐久間宣行のオールナイトニッポン0』 、43歳のおじさんが夢を叶えていつもテンション上がっているのが最高。
企画書のコーナーのBGMが流れ出した際にできる独特の間にはいつも笑いそうになってしまう。
 
僕は佐久間さんになれないし、佐久間さんも僕にはなれない。 だからどうした。 
「港に別れを繋げろ。ヨーソロー」
 
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4月某日。
 
江國さんの2年ぶりの新作長編が発売された。  
個々人の変化の描かれ方、人の関係性に含まれる本来的には言語化しにくいものの溢れ出し方やそもそもの言葉の綴られ方などに関しては異なる年代を主軸に据えている時の方が個人的には正直好みなんだけど、物語と対峙している点が今作は凄くよかった。
随分と久しぶりに若い世代を中心人物として登場させた印象だったのだが、二作前の長編である『ヤモリ、カエル、シジミチョウ』がそれに該当する作品だったし、全然そんなことなかった。少し世代は違うし、より家族に寄った物語だけど。
といいつつも、『ヤモリ、カエル、シジミチョウ』のこと、ほとんど覚えていない。繰り返し読んだというのもあるけど、随分と前の作品のことは鮮明に覚えているのに、最近の作品、具体的には『真昼なのに昏い部屋』以降があまり記憶に残っていない。
 
 
村上春樹江國香織は、3つぐらい上のインターネットで出会ったお姉さんに影響を受けて手を付けた作家である。元気かな。
後、古本屋で買った『雨はコーラをのめない』に四つ葉のクローバーが挟まっていた話は事あるごとにしている。
 

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何かを摂取したい気持ちとその対極にあるもののバランスが取れずに時間が唯々経過する。
 
「明日は、もっと楽しくあるよね、ハム太郎?」」
「へけっ!」
 
 
 

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