東京03第20回単独公演『不自然体』

 

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恵比寿ザ・ガーデンホールで東京03第20回単独公演『不自然体』、追加公演の初日観てきました。

 

楽しかったなー。構成は、書き下ろしの新作コント7本と幕間VTRの組み合わせ。今回はタイトルにもあるように、" 不自然 " な状況や人物が続々と登場。

飯塚さん:前回の「自己泥酔」で四字熟語しばりになったということで、今回も四字熟語で探したんですけど、なかなかいい言葉が見つからなくて。で、「不自然体」という言葉がでてきたのは、「自然体」って言葉に前から違和感があったんですよ。よく「あの人、自然体でいいよね」って言うじゃないですか?でも「自然体でいいよね」って言われてる人って、たいてい清潔感があって、身だしなみとかちゃんとしてますよね。

 

 

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中年男性たちの日常を舞台に、絶妙な切り口と抜群の演技力。同じ会社で働くサラリーマンがオフィスでする会話、喫茶店のマスターと客、居酒屋のテーブルを囲む光景、豊美(=女性役の豊本さん)の登場。何かが始まる前の、物事が転がる前の「いつものやつだ」って瞬間瞬間がそれだけで面白かったしズルいなーと思った。以下、各コントについて(ネタばれあり)。

 

不自然な日

サプライズみたいなことをやるんだけど、バレちゃって、「バレテるって言わないでほしかった」って言っちゃうネタなんだけど、人のためにやろうとしたことが、結果、仕掛ける側の都合ばっかり言うって設定がよかった。

響いた言葉

自身が伝えたと思っていた何か「大切なこと」を伝えられた側の人は全然記憶していないという設定。ちなみに、ネタ書いたのは飯塚さんなのですが、ロマン峠の井上さんとの実際に起きたシチュエーションに着想を得たとのこと。

常連客

茶店に入ると、隣の客が常連客で喫茶店のマスターから自身は受けていない過剰なサービスを、常連客だけ受けているという設定。この構造で、一見の客側が「ワアワア」言う設定はよくあると思うんだけど(実際、序盤はそう展開する)、後半、「サービスされるほうも困っていた」という点を主軸に展開していくんだけど、そこからが面白かったな。

同窓会

自分で「こういう話をしたい」って構築したものを事前に用意し、それをどういう流れでも強引に話し、変な空気になるってネタ。本公演後の『豊本さんのやりたいこと』がまさしくこれで笑った。「全然止めないな、すごいな」って会場全体がなってたし。

2人の雰囲気

とにかく設定がよかった。作っていない人が作っていそうな雰囲気 / 容姿をしていて、作っている人が作ってなさそうな感じを出しているという点を幹として進んでいくんだけど、面白かった。

待ちわびて

角田さんが書いたネタ。3人目どうするかってとこに悩んで結局飯塚さんが閃いたそうなんだけど、それを受けて「角ちゃんが出す設定に3人目どうするっていうのが多い。やりたいとこだけ言ってくるから」と飯塚さんが仰っていて笑った。

言いにくい人

〆ということで、オークラさんのネタですね。これ、解釈しきれておらずで、DVD / BDで早くみたいなー。

 

コントは以上。一々記載しませんでしたが、ネタとネタの間に流れる映像のクオリティが今回も高かった。前ネタの膨らませ方が秀逸。また、追加公演は本編後にゆるい企画があるんだけど、僕が行った日は『豊本さんのやりたいこと』ということで、プロレスについてお話されていました。そういう意図があったわけではないんだろうと思うけど、結果的に本編の『響いた言葉』と『同窓会』を組みわせたような企画になっていました。

 

偶然、バナナマンの設楽さんが来られていて席も近くに座られていて、同じ会場で東京03のコントを一緒に見ることが出来て最高でした。この日は金曜日だったので、「バナナマンのバナナムーン 」をその後聞くことができるという、一連の流れが全部合わせて良かったです。

 

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